楽曲ファイルNo.18
音楽処方箋

爽やかな気分こそ健康の原点。
今回は、ポール・ドゥ・センヌヴィルの「渚のアデリーヌ」をご紹介します。

曲名 渚のアデリーヌ                        ポール・ドゥ・センヌヴィル
効能効果 不安・緊張・心身疲労の柔和
成分 もともとピアノの音には、穏やかな気持ちを取り戻す効果があります。 ピアノで有名なこの曲は、ロマンティックで優しいメロディが特徴で、聴く人すべてに癒しの効果がもたらされると云われています。 また、弾き手によって音と音の間隔や、音の強弱が違いますので、聴き比べてみるのも良いでしょう。 今や、ヴァイオリンやフルート、オーケストラなどでも「渚のアデリーヌ」をお聴きすることはできますが、効果抜群のピアノ・ソロをオススメします!  
使用上の注意 @ 次の症状の方には効果がありません。
  ・音楽に興味のない方
  ・この曲で嫌な思い出がある
A この曲が聴く人すべてに同じ影響を与えるとは限りません。
B この選曲は音楽療法ではなく、音楽健康法に区別されます。

※ 音楽療法音楽健康法 の違い:音楽療法とは音楽学・心理学・医学の統合的な学問的の上に成立する治療法で、 明確な治療目的をもちます。音楽健康法とは、音楽を聴く・歌う・楽器を演奏すること により気分転換やリフレッシュ効果、やすらぎなどを期待するものです。

エッセイ・・・ 渚のアデリーヌ
 「渚のアデリーヌ」は、リチャード・クレイダーマンで有名ですが、作曲者はポール・ドゥ・センヌヴィルという人です。
 この曲、もともとフランス語で「アデリーヌのバラード」という原題がついております。アデリーヌとはセンヌヴィルの愛娘の名前。お嬢さんに捧げたバラードだったのですね。だから、この曲は夏の曲でもなければ、海の曲でもなかったのです。 娘への愛情がいかに深いものか?生まれてきてくれたことへの喜びもあり、そしていつかは離れていってしまう娘に対しての父親の心境でしょうか。曲を聴いているだけで、センヌヴィルの心が伺えますね。 ちなみに、クレイダーマンは、この曲を弾くときには、小さな女の子や日没なんかをイメージしているそうです。