楽曲ファイルNo.10 |
爽やかな気分こそ健康の原点。 今回はフランスの作曲家モーリス・ラヴェルのボレロを ご紹介いたします。 |
曲名 | ボレロ モーリス・ラヴェル(1875-1937) |
効能効果 | 居眠り防止 |
成分 | ボレロは15分ほどの曲ですが、終始同じリズムの繰り返しが続きます。
小太鼓は、同じリズム主題を169回も叩き続け、同じメロディは様々な楽器で演奏されながら、大合
奏でフィナーレを迎えます。 ある一定の周期で刻まれるリズムには、気分を高揚させる働きがあります。徐々に大きくなる音量 も高揚感に拍車をかけ、程良い緊張感が生まれます。 試験勉強や運転など、眠気に襲われそうな時には、ボレロの準備をお忘れなく。 |
使用上の注意 | @ 次の症状の方には効果がありません。 ・音楽に興味のない方 ・この曲で嫌な思い出がある A この曲が聴く人すべてに同じ影響を与えるとは限りません。 B この選曲は音楽療法ではなく、音楽健康法に区別されます。 |
※ 音楽療法と音楽健康法 の違い:音楽療法とは音楽学・心理学・医学の統合的な学問的の上に成立する治療法で、 明確な治療目的をもちます。音楽健康法とは、音楽を聴く・歌う・楽器を演奏すること により気分転換やリフレッシュ効果、やすらぎなどを期待するものです。 |
エッセイ |
ドビュッシーと並んで、フランスを代表する作曲家として知られるモーリス・ラヴェル。スイス人の技師
であった父とスペイン人の母のもと、スペイン国境に近いピレネー山ろくに生まれました。すぐにパリに移
り、生涯をパリで過ごしたため、自分自身を「パリジャン」と呼び、つねにおしゃれな格好をしていました。
ラヴェルの個性的な世界は、多くの作曲家に影響を与えました。そして彼の作品は「フランス音楽の華」
として、たくさんの人々に愛されています。フランス人の血の流れていないラヴェルがフランスを代表する
作曲家になったというのは、歴史のいたずらでしょうか。 代表作「亡き王女のためのパバーヌ」 |